鈍色舎

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開発中の商品

紙衣─TAWAWA KAMIKO BAG

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TAWAWA KAMIKO BAG

紙衣で、バッグを開発 (現在開発を一時中断しております)

服飾デザイナー 井上セイジ氏 とコラボを組んで、デザインから縫製まで、七難八苦の開発中といったところ、職人さんも扱ったことのない新素材、手の込んだデザイン、まだまだ途上なのですが

プロトタイプをDESAIGN TIDE(東京ミッドタウンホール ~11/3)
に出展しました。

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紙衣-KAMIKO CAP

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Kamiko Cap紙布 ─和紙を揉んだ布─ の帽子

和紙素材の軽くて、通気性が良くて、暖かい帽子です。


和紙を揉んで平らに伸ばし、コンニャク糊というコンニャクを原料とした天然の強力な糊で張り合わせ、柿渋や寒天を塗付しコーティングしたものです。

軽く、調湿性があるので蒸れないのがとても被り心地がいいのです。

帽子としてお勧めできることを自分で使って確認。

 

開発に取り組んでいる素材・テーマ

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─上布─ 近江 新之助上布

日本の麻織物、夏着物の織地です。

日本の麻織物は、現在では苧麻が原料です。海外の麻織物は(リネンなど)亜麻などが原料です。
日本の風土に育った麻で、上布はできています。同じ麻織物ですが、風合いも、織り方もリネンとは実は大きく違うのです。
本来は、日本の夏着物に最も適した風合いで織られています。

上布の夏着物はとても軽くて涼しい。

目にも涼やかな色と柄です。

その上布素材を浅草で服創りをしている弥姫乎さんと一緒に洋服にしました。
日本の蒸し暑い夏に合った軽やかな着心地、着物を想像させながらモードなデザインの素敵なコレクションが出来ました。

過去のコレクション

弥姫乎×鈍色舎 新之助上布コレクション

上布の日常服 にびいろのそら コレクション

─紙衣─ 紙布─

和紙の持つ 軽い、丈夫、温かい、防虫、湿度を適度に保つという性質を生かして
また、日本が世界に誇る和紙の素材から生まれた布 という面白さを生かして
洋服や、身の回りのものを作り、身につけていただけたら、と思います

紙衣

和紙を揉んで(シワをつけて)、平に延ばし、コンニャク糊というこんにゃくを原料とした天然の強力な糊で張り合わせ、
柿渋や寒天を塗布しコーティングしたものです。
紙衣は、東大寺修二会の儀式に僧侶が纏う衣に用いられます。
また、江戸時代 松尾芭蕉が旅立つ際に、雨合羽として持参したという記載があります

紙布

和紙をごく細く裂いて、細い紐状にし、それをこよりにして、糸を作ります。その糸を織って布にしたものです。
昔、絹や綿の織物が高価だったため、農家では農閑期に和紙を漉いて、それを原料に布を織ったり揉んで柔らかくして、着物を作りました。和紙は本来とても丈夫なものです。その和紙から生まれた紙衣も紙布もとても丈夫で軽くて暖かく、湿度を適度に保つ性質があります。農家の野良着になったり、とても軽くて丈夫なので、町人の旅の着物になったり、武将の陣羽織として用いられてきました。

ーきものをもっと身近にー

現代のきものはフォーマルウェアとして着られることがほとんどになっています。手描友禅や絞りの高度な伝統技法を用いて創られる訪問着や留袖、華やかな西陣織の帯などは後世に伝えるべき伝統技術です。

もっと普段のお出かけに、家の中で、仕事の場面で、日常着としてきものを着てもいい、そんな環境になればいいと思います。そのために、きものの基本的な知識やルール、やさしい着方、今の女の子にあうコーディネートやアレンジ

そんな提案をしながら、日本のいろいろな生活の中で普通にきものを楽しめるようにしたい。そのための活動をしています。

ー和紙をもっと生活の中にー

和紙は今何か文字や絵を書くための「書写材」としてだけではなく、インテリア材として、家具や建築素材として、生活雑貨として、絵画や文化財の修復素材として、紙布や紙衣などのファッション素材として、いろいろな可能性を開拓、発見するために異なる分野の専門家に相談できるネットワークを整えようとしています。